「給食の仕事に興味はあるけど、実際は何時から何時まで働くの?」
転職を考えるとき、いちばん気になるのが勤務時間ですよね。生活リズムに直結しますから。
この記事では、給食委託会社の正社員として16年働いてきた私(キッチンのりちゃん)が、早番・遅番のリアルな1日のスケジュールを、本音で公開します。
| 名前 | キッチンのりちゃん |
| 年齢 | 38歳・男性 |
| 業界歴 | 16年(給食委託会社 正社員) |
| 担当 | 3事業所(高齢者施設・保育園など) |
| 業務 | 調理+事務の両刀 |
※私は施設に直接雇われた職員ではなく、施設から給食業務を請け負う「委託会社」の社員です。勤務時間は施設の食事提供時間に合わせて組まれます。
※以下の時間はあくまで一例です。施設の種類や会社によって変わります。
給食現場は「シフト制」が基本
高齢者施設の給食は、朝・昼・夕の3食を365日提供します。朝食は早く、夕食は遅い。だから1人がずっと張り付くのは無理で、早番・遅番などのシフト制で回します。
ざっくり分けるとこんな感じです。
| シフト | だいたいの時間帯 | 主な担当 |
|---|---|---|
| 早番 | 6:00〜15:00頃 | 朝食・昼食 |
| 遅番 | 10:00〜19:00頃 | 昼食・夕食・片付け |
| 日勤 | 8:30〜17:30頃 | 昼食中心・事務など |
※保育園は昼食・おやつが中心なので、早番遅番より日勤に近い働き方が多いです(このあたりは施設の種類で大きく変わります)。
早番の1日(例)
朝が早い分、午後は早く上がれるのが早番の魅力です。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 6:00 | 出勤・身支度・手洗い・検温 |
| 6:15 | 朝食の調理・盛り付け |
| 7:30 | 朝食の提供・配膳 |
| 8:30 | 片付け・昼食の仕込み開始 |
| 11:00 | 昼食の調理・盛り付け |
| 12:00 | 昼食の提供・配膳 |
| 13:00 | 休憩 |
| 14:00 | 片付け・夕食の下ごしらえ・記録 |
| 15:00 | 遅番に引き継ぎ・退勤 |
早起きはしんどいですが、15時に上がれると午後の時間がまるごと使えるのは大きなメリットです。
遅番の1日(例)
ゆっくり出勤できる代わりに、夜まで働くのが遅番です。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 10:00 | 出勤・身支度・手洗い・検温 |
| 10:30 | 昼食の調理を早番と協力 |
| 12:00 | 昼食の提供・配膳 |
| 13:30 | 休憩 |
| 14:30 | 夕食の仕込み・調理 |
| 17:30 | 夕食の提供・配膳 |
| 18:30 | 片付け・翌日準備・戸締まり |
| 19:00 | 退勤 |
朝がゆっくりなので、朝に弱い人や、午前中に用事を済ませたい人には遅番が向いています。
休憩・残業・休日のリアル
数字だけだと分からない「本音」の部分もお伝えします。
- 休憩:提供と提供の合間に取ります。現場が落ち着くタイミングなので、しっかり休めることが多いです
- 残業:行事食やイベント、急な欠員のときは増えることも。ただ、提供時間が決まっているのでだらだら残業はしにくい業種です
- 休日:施設は365日動くので、土日固定ではなくシフトで休む形が一般的。平日に休めるので、空いている時間に出かけられるのは地味にうれしいポイントです
早番・遅番、それぞれこんな人に向いてる
| 早番 | 早起きが苦じゃない/午後の時間を有効に使いたい |
| 遅番 | 朝に弱い/午前中に用事を済ませたい |
| シフト全般 | 平日休みを活かしたい/生活リズムを自分で組み立てたい |
「毎日同じ時間がいい」という人には最初は戸惑いがあるかもしれません。でも慣れると、平日休み・午後フリーなど、シフトならではの自由を感じられるようになります。
シフトはどうやって決まるのか
「シフト制」と聞いても、実際どう組まれるのか分かりにくいと思います。ボクが作る側でやっていることを書いておきます。
- 希望を先に集める……前月の中旬までに休み希望を提出してもらいます
- 必要人数から逆算……朝は何人、昼は何人。食数と作業量から必要な人員を出す
- 資格者・経験者を分散させる……ベテランが同じ日に固まらないよう配置
- 早番と遅番の偏りをなくす……同じ人ばかり早番にならないように調整
- 連休が取れるように組む……可能な範囲で、休みが飛び飛びにならないよう配慮
希望が重なる日(お盆、年末年始)は調整が必要になりますが、早めに出してもらえれば大抵は通ります。「言いにくいから黙っておく」が一番もったいないパターンです。
「早番の翌日が遅番」問題
シフト勤務でしんどいのが、勤務間隔が短くなる日です。
- 遅番の翌日が早番……夜遅く帰って、翌朝5時起き。これが一番きつい
- 組む側としては、この並びをできるだけ避けます
- どうしても発生する場合は、その翌日を休みにするなどで調整
体力的な問題だけでなく、寝不足は集中力が落ちて事故につながります。「頑張れば大丈夫」ではなく、シフトの組み方で防ぐべきことだと思っています。
プライベートとの両立
シフト制は不便な面もありますが、使いようによってはかなり便利です。
- 平日に休みが取れる……役所、病院、銀行。混まない時間に行けます
- 早番なら夕方から自由……習い事や買い物、家族との時間に使えます
- 遅番なら午前中が空く……朝ゆっくりできるのは、朝が苦手な人には大きい
- 旅行は閑散期に……お盆や年末を外せば、安くて空いています
逆に難しいのは土日固定の予定です。子どもの行事や友人の結婚式は、早めに希望を出しておくのが鉄則。「1ヶ月前までに言えば大抵通る」——これは覚えておいて損はありません。
まとめ|勤務時間が分かれば、働くイメージが湧く
給食委託会社の働き方は、
✅ 施設の食事提供に合わせたシフト制(早番・遅番・日勤)
✅ 早番は朝早いが午後が自由、遅番は朝ゆっくりだが夜まで
✅ 提供時間が決まっているのでだらだら残業しにくい
✅ 休みはシフト制で平日休みも取りやすい
勤務時間が具体的にイメージできると、「自分の生活に合うかどうか」が見えてきますよね。
給食業界への転職を考えている方は、面接のときに早番・遅番の割合や、希望シフトが出せるかを確認しておくと安心ですよ。


